解答 13
【ダライ・ラマ氏のお言葉】
誰もが皆、幸福を望んでいます。都市においても、地方においても、遠く離れた地域でも、人々はせわしなく活動しています。こういった活動の本来の目的は何でしょうか。皆、幸せをつかもうとしているのです。それは正しいことですが、幸福を手にするには正しい方法に従わなければならないのです。物事のうわべだけでしか理解されていないのにあまり深入りしすぎることは、大きな問題を解決することにはならないということを、心に留めておかなければなりません。
【HIRO反証】
目的に手段を選ばず。これは悪です。しかし、その道をわきまえていれば、目的に向かう様々な努力の可能性を示唆する事は、毎日を生き、活動するエネルギーにもなります。それは、悪の追求でしょうか?人に迷惑をかける事を嫌い、何事も努力せず、自分で行う事。それが真理でしょうか?
ある会社員の男性は言いました。
「俺は他人に迷惑をかけず、過ごして来た。なのに車にぶつけられた。俺は何も悪い事をしていないのに。」
これは、正しい生きたかでしょうか?
人を蹴落とす生き方は容易に批判でき、また非難されるべきです。それは、分っている。むしろ、何もしない怠慢を問うべきです。攻撃的な生きたかは批判されがちですが、このように、社会的参加を拒否して、自己依存型で生きている、「消極的な善行」にこそ、悪が潜んでいるのではないでしょうか?その事を先ず、教義すべきではないでしょうか。
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