≪ 制作メモ ≫
前回で達成できなかったアメリカ警察官へのインタビュー再収録を実現できた。本国アメリカでは法的な制約で、事件現場でドラマ再現どころかインタビューすら許されず、原作はすべてカナダで撮影された。こうした疑似事件現場でのインタビューだったのを、本当に遭遇したアメリカ各州の事件現場での本人インタビューに成功した結果となった。インタビューを受ける警察官等も、かつて自分が死にかけた現場での証言インタビューに、みな動揺し、感動を蘇らせていた。それも予定外の効果だった。同時に、各州でのパトカー同乗による完全密着による事件現場の生収録映像も集材して回った。アメリカは、その署がOKだと、すぐに撮影が許可され、改めてテレビカメラに対する理解のあるアメリカ文化に驚かされた。第3弾では、マイアミ警察(人気TV「マイアミバイス」の署での撮影と同行取材が可能で、日本人観光客の女性が深夜に襲われた通報を受け、地元警察との通訳を要請されて、現場に駆けつけて、そのまま取材できた幸運もあった。
日本の事件での再現映像も、前回が好評だったために、さらに強化している。有名な事件だけでなく、あまり知られていない凶悪犯罪の隠れた事件にスポットをあて、詳しく再現映像を加える事で、当時の事実の究明と、犯罪の残忍性と被害者や社会に与える罪を深さを大切に表現できたと思う。また、警察側からの証言で構成しているために、方向を間違うと警察官をヒーロー扱いにした官庁番組になる事を極力注意した。これは当初からの作家との意見交換で確認し合って制作にあたっている。しかし、一人の人間として成し遂げた勇気と偉業には尊敬もし、人間性にテーマを絞ったつもりである。
ちなみに、毎回、私の好きな音楽をTOPとENDに選ばせてもらって、楽しく音楽編集させてもらいました。これはシリーズを通しての、我がままでした。
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